車両出品票の見方

車両出品票とは

オートオークションの出品票は、オークションに出品されている中古車の状態を判断するための非常に重要な情報源です。
この出品票を正しく理解することで、車の購入リスクを減らし、賢い選択ができるようになります。
出品票には、車の外装・内装の状態や、修復歴、走行距離などが記載されています。
本記事では、オートオークションの出品票の見方についてご紹介いたします。

車両出品票の見方

総合評価（オークション評価点）

総合評価点（オークション評価点）は、車全体の状態を評価し、結果を数値で表したものです。
通常、5点満点で表され、以下のようにランク付けされています。

評価点	詳細
5点	ほぼ新車同様の状態
4.5点	軽微な傷や使用感があるが非常に良好
4点	小さな傷や修復歴があるが、良好な状態
3.5点	多少のダメージや修復歴があるが、通常使用に問題なし
3点	修復歴や明確なダメージがある車
2点	大きな損傷や問題がある車
R （リペア済み）	修復歴のある車。フレーム修理などが行われた可能性があります。

外装評価・内装評価

外装評価と内装評価はそれぞれ車の外観と内装の状態を示しています。評価はA〜DやS〜Cなどのアルファベットで表されます。

評価点	詳細
S	非常に良好な状態
A	非常に良好な状態
B	良好だが、多少の使用感や傷がある
C	明らかな傷や汚れがある
D	大きなダメージや修理が必要な箇所がある

車両の詳細情報

出品票には車の基本的な情報も記載されています。
ここには、車の重要なデータが含まれているので、しっかり確認しましょう。

項目	詳細
年式	製造された年。年式が新しいほど状態が良い可能性が高い。
走行距離	車が走行した距離。走行距離が短いほど、一般的には状態が良いとされますが、メンテナンス履歴も重要です。
ミッションの種類	AT（オートマチック）、MT（マニュアル）のどちらか。
排気量	エンジンの大きさを表します。必要なパワーや燃費を考慮して選びましょう。

修復歴の有無

修復歴がある車両には「修復歴あり」と記載されます。特に重要なのは、車のフレーム（骨格）部分に修理があったかどうかです。フレーム修理があると、安全性や耐久性に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

ダメージインジケーター

出品票には、車の外装に関する詳細な情報を示す「車両図」が含まれていることがあります。
ここには車のどの部分に傷や修理跡があるかが記載されていて、以下の記号で示されることが多いです。

評価点	詳細
A	小さな傷（Scratch）
U	へこみ（Dent）
Y	小さなへこみ（Minor Dent）
W	波打ちや歪み（Wavy）
P	塗装剥げ（Peeling）
X	交換されたパーツ（Replaced Part）

左側ドアに「A1」、フロントバンパーに「U2」と記載されている場合、左ドアには小さな傷、フロントバンパーには中程度のへこみがあるという意味です。

特記事項・コメント

出品票には、車両評価員によるコメントが追加されることがあります。ここには、車両の特別な状態や、注意すべき点が記載されています。
この欄は見逃さずに確認し、細かい注意点や車両のトラブルの可能性を把握することが大切です。

「フロントバンパーに再塗装あり」「エンジンオイル漏れの疑い」など。

付属品の確認

スペアキーやナビ、ETCなどのオプションや付属品が揃っているかどうかも出品票で確認できます。特に、ナビやETCなどの装備が必要な場合、これが含まれているかを事前にチェックしましょう。

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